
2012年04月19日

【リフォームの潜在需要は約65% 中古マンションを購入してのリフォームが増加傾向に】
若年層を中心に中古マンションを購入してリフォームする人が増加
「住宅リフォーム実例調査」8回目結果。
リフォームした住宅の当初の取得方法としては、「中古住宅購入」が増加傾向にある。特に、マンションでは、
平成22年度で「新築分譲住宅購入」を初めて上回り、45.1%となった(図1)。
中古マンションを購入してリフォームを行う傾向は、若年層に多く見られ、年代別に見ると、40歳未満(18件)が
66.7%、40代(34件)が67.6%、50代(30件)が30.0%、60歳以上(51件)が31.4%。
特に40代以下の世代では、約3分の2と非常に高くなっている。
また、リフォームした住宅を築年別に見ると、一戸建てでは築25年以上が43.1%(「25~30年以下」20.7%、
「30年超」22.4%)で、マンションでは39.9%(「25~30年以下」22.6%、「30年超」17.3%)となり、「比較的
新しい住宅のリフォーム事例が多かった」マンションでも築年の古い住宅が増えている。
同協議会では、「1970年代後半から1980年代に建設されたマンションの大量ストックがあり、今後さらに
この年代のマンションでのリフォーム需要の増加が見込まれる」と見ている。
図1:当初の住宅の取得方法 年度別(マンション)

※(社)住宅リフォーム推進協議会 「住宅リフォーム実例調査」
リフォームの潜在需要は約65%、最も不安に感じるのは「見積もりの相場・適正価格」
調査によると、リフォームをしたいと思っている層は、時期が未定の潜在層を含めると64.7%だった。このうち、
10年以内にリフォーム意向がある顕在層は、19.4%と約2割。この傾向は「戸建て層、マンション層いずれに
おいても、同様に見られる」という。
今回の調査で新たに追加した「リフォームを行う際の不安や心配事」について見ると、本調査において、
リフォームを検討している人が不安を感じる点で最も多かったのは、
「見積もりの相場や適正価格がわからない」(全体50.8%、一戸建て51.1%、マンション49.8%)だった(図2)。
次いで「施工が適正に行われるか」(同39.4%、39.1%、40.7%)、「費用がかかる」(同29.5%、31.1%、
24.1%)となり、「『価格に対する不安』、『適正な施工・対応への心配』の大きさがうかがえる結果」となった。
図2:不安を感じる点

また、情報不足を感じる点では、「リフォームにかかる費用の目安や積算の基準」(同67.3%、67.3%、67.6%)
が最も多く、6割を超えている(図3)。次いで、「工事の依頼先選びの目安や基準(信頼できる事業者選びに
関する情報)」(同30.4%、29.2%、34.9%)、「自分のイメージに近い具体的なリフォーム事例の情報」
(同23.2%、22.6%、25.3%)となった。
図3:情報不足を感じる点

※(社)住宅リフォーム推進協議会 「住宅リフォーム潜在需要者の意識と行動に関する調査」