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2014年06月19日





2014年6月18日のニュースで、従来の宅地建物取引主任者を「宅地建物取引士」へ名称変更する法律案が可決されたと報道がありました。以前、このような動きがある事を聞いた時は「ほんとかなぁ」と半信半疑でしたが、いよいよ現実になりましたね。

ここで、個人的な意見を少し・・・

宅建主任者である私としては、保有資格が士業に格上げされることは嬉しいニュースです。同業者の多くの方々も同意見ではないかと思います。しかしながら、宅建主任者の試験に合格して主任者資格登録をしている人は全国で約94万人、実際に宅建業に従事している取引主任者は約29万人らしいのです(平成26年3月31日時点)。つまり、試験に合格して実務に就いている方は全登録者数の30%強に止まっていると言う事です。このあたりの事情を鑑みずに横並びで宅地建物取引主任者→宅地建物取引士へ変更するのはいささか違和感があります。
私の意見としては、新設される宅建取引士は従来の宅建主任者の上級資格であってほしいのです。一般的な不動産取引は従来通り宅建主任者をして重要事項説明や売買契約締結ができ、その他特殊性のある取引は宅建取引士でなければならない、とか。ではその特殊性とは何なのかという問題は残りますが、その辺りはお偉いさんに考えて貰って…。(笑)

私どもが関わる不動産業務のなかでお世話になる主な士業の先生方と言えば、司法書士・土地家屋調査士・行政書士・弁護士・建築士・不動産鑑定士といったところでしょうか。この方々の資格とざっくりとは言え横並びと言うのはねぇ、と思っちゃう次第であります。宅建主任者と宅建取引士の業務が明確に線引きされれば、がんばって取引士試験にチャレンジするだろうなと思うのですが…。すでに決まったことを後からああだこうだ言っているだけですので、完全なひとりごとなんですけどね。(^_^;)



  


Posted by 売りたい買いたいネット at 12:00Comments(0)不動産のイロハ