
2012年07月21日
子どもを持つ世帯が住宅ローンを借りて家を購入する際に注意しなければいけないのが、
将来的にかかる教育費です。潜在的な支出として自覚し、準備をしておく必要があります。
まずは、子供の教育にかかる費用について考えてみましょう。
1. 子供の教育費ってどれくらいかかる?
まずは、教育費がどれくらいかかるのかを見ていきましょう。
文部科学省が行っている平成18年度「子供の学習費調査」によると、幼稚園から高校までの
公立・私立別「学習費」は表1の通り。
「学習費」には、学校教育費の他、学校給食費、学校外活動費が含まれます。細かくみていくと、
「学校教育費」には授業料の他、修学旅行、遠足、通学費、制服、通学用品など、学校でかかる
様々な費用も含まれます。「学校外活動費」については、学習塾や通信教育、家庭教師、お稽古事
などを指します。
これでみると、幼稚園から高校まですべて公立だったとしても、大学を含まない状態でも、570.8万円
かかります。逆に、小学校のみ公立で他がすべて私立だった場合は約1,054.5万円。
合計で見れば驚きの金額です。
大学のデータは、受験や学生生活でかかる費用までを含む適切なデータがないため、いくつかのデータから
試算しました(大学だけの詳細は表2)。
これを合わせて試算すると、オール国公立・自宅コースでも1,042.8万円かかります(大学が下宿は1,397.8万円)。
小学校のみ公立で、オール私立で、大学が私立文系・自宅の場合は1,712.5万円(大学が下宿は2,043.5万円)。
眺めているとクラクラしてきますね。
表1 教育にかかるお金

高校までは文部科学省「学習費調査2006」より。大学は表2から試算。
表2 大学4年間でかかる費用

文部科学省「私立大学等の平成19年度入学者に係る学生納付金等調査結果」、日本学生支援機構「平成18年度 学生生活調査報告」、日本政策金融公庫総合研究所「平成18年度 家計における教育費負担の実態調査」より豊田眞弓が作成。入学までの費用は受験料、大学納付金(未入学大学含む)、住まい探しの費用など。生活費は通学費、食費、住居・光熱費、保険衛生費、娯楽・嗜好費など。
2. かかるお金=貯めるお金、ではない!
数字だけ見ていると、「こんなに貯められない」とか「2人目、3人目は厳しいな」などとぼやきたくなる
かもしれませんが、教育資金の負担がことのほか重く見られがちな原因の1つが、合計で見ることに
あるのです。考えてみてください。幼稚園から大学卒業までは19年間あるのです。合計を見ると驚く
けれど、教育資金は一気にかかるわけではないのです。
たとえば、表1で公立小学校は年間で約33.4万円の学習費がかかりますが、これを月割りすると
1ヶ月2.8万円。これくらいなら毎月の生活費の中でも支払っていける金額ではないでしょうか?
そんなふうに冷静に見ていけば、それほど怖くなくなります。
中学校や小学校から私立に行かせる場合は、大学並みに教育費がかかることを覚悟する必要が
ありますが、公立中心であれば、中学くらいまでなら月々の家計で費用をまかなえることでしょう。
大学進学まで考える場合は、受験の準備のために塾に通うなど高校時代の教育費もかかり、一般論として、
大学時代、あるいは高校時代から、貯蓄を取り崩す生活になるという覚悟は必要です。
逆にいえば、高校・大学時代に不足する教育資金を、子供が高校に入る前までに、ある程度、
貯蓄しておくことが大事です。
(at home 住宅購入におけるマネープラン)

Posted by 売りたい買いたいネット at 22:17│Comments(0)
│不動産のイロハ
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