不動産とおカネのはなし Vol.1

売りたい買いたいネット

2011年10月27日 19:32



不動産を購入、売却、贈与、相続等々した場合には様々なお金が動きます。
購入時の住宅ローンや各種税金などがそれにあたります。
ここでは不動産に関わるお金の話を、みなさんに特に関係の深い住宅ローンを
中心にシリーズでお送りしたいと思います。









【不動産とお金のはなし Vol.1】

~住宅ローン商品の種類~

不動産を購入しようとする時には、ほとんどの方が何らかの融資(ローン)をご利用される場合が多いと思います。

その中でも最も一般的なものがいわゆる「住宅ローン」というものです。

では、その住宅ローンですが、どんな種類があるかご存知ですか?住宅ローンには大きく分けて二つあります。

一つ目は「公的住宅ローン」と言われるもの、もう一つが「民間住宅ローン」と言われるものです。
(*例外として、ご勤務先の社内融資や公務員の方の共済などがあります)

公的住宅ローンにおける代表は「財形住宅融資」です。財形住宅融資はその名の通り財形貯蓄を

されている方が対象とされ、ご勤務先の状況に応じて申込先は変わるものの、財形利用者なら

どなたでも申込できます。(財形貯蓄残高50万円以上等の要件あり)

しかし、これはあまり聞いた事のないローンかも知れませんね。実際私も数度お世話した程度です。

一方、民間住宅ローンにおける代表はやはり「フラット35」です。しかし、、都市銀行や地方銀行などのいわゆる

銀行系の融資商品もお馴染みですね?ほとんどのローンはこの民間住宅ローンといっても良いかも知れません。

では、これらのローンの特徴を以下にまとめましたのでご覧下さい。



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公的住宅ローン
【財形融資】
・審査が比較的物件重視
・融資限度額が低め(4000万円以内)に設定されている
・金利が5年固定(以降5年ごと見直し)
・購入価格の80%まで融資可
・リフォーム融資可



民間住宅ローン
【フラット35】
・審査が比較的申込本人重視
・融資限度額は高め(8000万円以内)に設定されている
・物件価格の100%まで借入可
・借り換えや繰り上げ償還、長期返済(フラット50)など多様
・融資住宅の性能基準(築年数等)が厳しい
            
【銀行系】
・金利タイプが豊富で返済能力にマッチしやすい
・返済年数が短期間になるケースもある(申込時の年齢、物件築年数等)
・融資限度額が高め(8000~1億程度)に設定されている
・借り換えや繰り上げ償還にも対応している所も多い
・フラット35よりも融資審査基準は厳しい傾向にある

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ざっと書き出しましたが、大体こんな感じでしょうか。   

ちなみに、土地のみ購入する場合の融資は住宅ローンでは対応していませんのでお気を付け下さい。
(銀行系では住宅ローンとは別に土地購入に対応した商品もあります)




次回はローン選別のポイントになる「金利」について書きたいと思います。


























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